再開発中のダム
再開発工事中のダムを見に行く。
2017年2月に鶴田ダムを訪ねました。大規模な再開発工事を行っているため、工事中に是非見たいと考えていたダムです。こちらが管理事務所になります。
2017年鶴田ダムは管理開始50周年です。
管理所から堤体を望みます。
このマークが格好いいですね。
ダムのエンブレムほしい。ダムカードの次はダムエンブレムが来るかもね!?
ようこそ鶴田ダムへ。
他にもたくさん説明の看板が並んでました。
大きなクローラークレーンが見えます。
こちらは電源開発株式会社(J-POWER)さんの川内川第一発電所です。
下流方向。川の中に仮設の工事用道路が見えます。
「ダムの改造を行っています」看板。
こちらは、改造時に切り出した堤体コンクリートが展示されていました。
こちらは増設された放流管の展示。4.8mもある大きな管。
右岸側にある建設当時の鶴田ダム諸元を表示した銘板。
鶴田ダム。
この日は残念ながら、天端は工事中のため立入禁止でした。
少し下流から堤体を望みます。
沢山の工事車両が見えます。多くの人が現場に携わっている。
増設された放流管の上部になる位置は天端が拡幅されているようです。
既設減勢工の改造が進んでいるようです。
既設減勢工の改造が進行中。右側には新しく増設された放流設備の減勢工が見えます。ダムを運用しながらの改造なので片側が完成してからの工事となっているようです。
発電所のほうを望みます。
発電所全景です。発電するための水位が変わるため、発電用の管の付替工事が行われたようです。この時点ではすでに完成して運用を開始しています。
右岸側にある、電源開発さんの資料館「でんぱつふれあい館」です。奥に見えるのが、「大鶴ゆうゆう館」です。
「でんぱつふれあい館」の内部は、発電の仕組みが学べるようになっていました。
建物の裏からみると、付け替えられた発電管の位置がよくわかりました。
上流側に来てみました。仮設で使用した架台の材料が置いてありました。
堤体を望みます。修理用のゲートが見えます。
クレストゲートが少しだけ見えます。
選択取水設備が見えます。
ダム湖を望みます。大鶴湖(おおつるこ)です。
ダム軸を望みます。
インクラインと網場。
水位計が見えます。
さて、下流に移動しました。
工事の全体が見える展望台が設置されています。
工事の説明看板が並ぶ。
下流方向にも看板あり。
作業架台がすでにないですが、工事の様子を眺めます。
展望台からの眺め。
新しく設置された側の放流管で放流したようで導流壁に跡が見えます。
作業架台の跡が見える。
既設減勢工の改造中のようです。
下流側には工事用道路が設置されています。
コンクリートの製造設備がありました。
右岸側の法面にはアンカーが多数見えます。
下流をグルリと回って、左岸側に来ました。
左岸側展望台からの眺め。
展望台はこちらになります。木製です。
天端には作業の車が見えます。遠くに管理所が見えますね。
左岸からダム湖を望みます。
左岸側の看板は少し歴史のあるものが設置されていました。
選択取水設備を望む。
左岸側から。
この看板は発電設備のもの。
左岸側に慰霊碑がありました。
天端は通行止め。
左岸の銘板。昭和40年3月竣工建設省とある。
右岸側法面の全景。増設放流管をつくるために地山を掘削したようです。
完成までにまた訪ねたいと思う、鶴田ダムでした。
1年に二回目の鶴田ダム
2017年11月に鶴田ダムを訪ねました。年に2回の鹿児島県へダムを見るだけの旅です。もみじ祭りに会わせて、遊覧船でダム湖の大鶴湖に出ることができました。
ダム湖から望む、新曽木大橋。
湖面からの風景。
大鶴湖では、外来水草が大量に発生しているようです。
ダム管理所のwebサイトでは、ボタンウキクサとホテイアオイだと紹介されています。
夏のホタル船を利用しての秋の遊覧です。
曽木発電所遺構です。水位が高いので少しだけ見えています。
ズームで。
普段は近づけない所を湖面から近づきます。
水圧鉄管があった場所。
遺構です。崩れないように後ろは支えがあるようです。
様々なアングルから。
ダム湖に沈む昭和40年まで発電所として機能していたとのこと。
登録有形文化財、近代化遺産となっている曽木発電所遺構。近づくとその姿がよく分かる。
遺構は、ダムの貯水位によって、その全体を見ることができる期間が限られます。
水位が低い夏には陸上からのツアーも行われているようです。通常は対岸(このアングルの背後)からのみ展望できるようです。今度は貯水位が低い時に全体を見てみたいです。
この日は、イベントのため、これまでの活動も紹介されてました。
曽木の滝へ移動です。
曽木の滝から曽木発電所までの導水路遺構を見ることが出来ます。
水路が通っていた跡。今は遊歩道になっている。
2キロ弱歩いて、曽木滝に到着。
滝。
滝である。
この日は、水量が少ないようでした。水量が多いともっと迫力があるそうです。
滝を後にして、鶴田ダム右岸にある大鶴ゆうゆう館にて昼食。皆さんダムチャーを注文してました!チャーハンをダムとしたチャーハンです。(説明になってないかな)
2月に訪ねたときの古い建物は取り壊され、新しく建て変わってました。館内には再開発前に使っていたダム操作卓が移設され実際にボタンを押すことができる展示もありました。
10年前の洪水についても説明されています。
滝からは見えない位置に分水路が整備され、ダム上流のネック地点を解消していました。
鶴田ダム再開発の模型。この後ダムを見に行きます。
管理所前に移動してきました。もみじ祭りの影響で、ダムの見学者も多いです。
観光バスも来てました。
ここから、ダム愛好家向け見学会となります。まずは、平成18年7月豪雨の時のハイドログラフ。手書き!しかも流入量が多くて、上に紙を継ぎ足し。洪水の時間も長いため、会議テーブルに全部を広げることができません。また、当時の所長さんからの貴重なお話を聞くことができました。
再開発の現場見学となります。完成したらここには入れないでしょう。
新しくできた下流にある副ダムです。打設中のようです。
法面のアンカー。
この大きなバケットで資材を運んでいるようです。
減勢工の中へ移動です。
クレーンや重機が沢山です。完成まであと少し。
減勢工の内部です。完成したら入れない場所。
皆さん撮影しまくりです。
帰りに副ダムの頂上を。
続いて、堤内を見学。プラムライン。
ゲート室の油圧シリンダー。
バルブ。お気づきでしょうか?主要な機械の色が青や黄で塗り分けられてます。これ1号機とか2号機等々を色で瞬時に見分けられるように塗り分けされているそうです。堤体内だと位置がわかりにくいため、機器の色を塗り分け操作する機械を間違えない工夫ですね。
ついに巡り会えたこの看板。
監査師さんはここに居ます!
監査廊内部。きれいです。
堤体の変位を調べるプラムライン。僅かな風も影響するので囲みがあります。
ノーマルプラムラインとリバースプラムラインの説明。
ゲート室より下流を望む。暗くなってきたようで照明が付いています。
天端まで来ました。辺りは暗くなっています。
天端から上流を望む。
新しい設備の銘板。
新しい大鶴ゆうゆう館の全景。古い建物や電源開発さんのふれいあい館はなくなっています。
工事現場がライトに照らされる。
明日は休工のようで、片付られてました。
堤体も照明が点灯しています。関係者の皆様、お忙しい中、現場を見学させて頂きありがとうございました。2019年現在、再開発工事は完成していますので、また完成後の鶴田ダムを見に行きたいですね。