島根県に日本で最初のアーチ式ダムがあるという。
2013年10月、尾原ダムのすぐ上流にあるので訪ねてみた。見た目はアーチ式ダムには見えません。
入り口付近にある看板にその理由がありました。型式「中央アーチ両岸重力式ダム」という珍しい型式らしい。島根県企業局の管理する発電ダムです。ダムの看板もきれいで読みやすい。駐車場からダムまでの通路はきれいに草刈りされており、よく整備されたダムです。
堤体に戻って、天端は途中まで入ることができます。その先はフェンスで立ち入り禁止。
左岸側。滑り台のような構造になっている。
下流方向。この先に消防署がある。尾原ダム方向から来る場合は、消防署をすぎて、ダムの看板を見つけたら右折すると駐車場にたどり着けます。
昭和61年に設備改良工事が行われたらしい。
左岸から右岸を眺める。確かに両岸は重力式で中央がアーチになっているようだ。
最後に駐車場付近から堤体を望む。ゲートに番号が刻んであるのが見える。手前の木が大きくて全体を眺める場所は見つけられなかった。国道のすぐそば、駐車場ありの訪ねやすいダムです。尾原ダムまで来たら一緒に見学をどうぞ。
土木遺産認定記念式典に参加した。
土木遺産認定記念2015年11月に三成ダムの土木遺産認定記念式典に行ってきました。
記念式典が開催される入り口では、建設当時の写真が展示されていました。
発電所の建設記録も展示。沢山の当時の写真が展示。
土木遺産に選ばれた理由にもこのような建設当時の記録がたくさん良好に保管されていたからだとのことらしい。
こちらが土木学会選奨土木遺産のプレートになります。式典が終了し、ダムマイスターの夜雀さんの記念講演もありました。
三成ダムに移動。
展望台から三成ダムを望みます。紅葉が丁度良い感じです。
看板。ダムカードの配布が始まったため注意書きが追加されています。
天端に来ました。下流側です。ダム直下に何か見えますが・・・
天端です。今日は、この天端に入れます。前回来たときは堅く閉ざされていた門が今日は開いています。
立ち入り禁止。でも、今日は入ることができるんです!
振り返ると展望できる広場には沢山の人がダムを眺めています。
先ほど気になったもの。仮設の足場が設置されています。なんと、下流側に降りられるようです。
天端では、先ほど講演されたダムマイスターの夜雀さんの「三成ダム熱血解説」が行われています。あのテーマソングが流れるなか、夜雀さんの熱血解説が三成ダムに響きます。
左岸側から右岸側を望みます。普段は見ることができないものです。
早速ですが、下流に降りました。ヘルメット装備で急な階段を降りて見上げる三成ダム。広角レンズを持ってこなかったことを後悔!下流に降りられるイベントは公表されていなかったのでビックリです。
アーチ部分を。入りきらない。
天端に戻ってきました。左岸から上流側を望みます。
さらに上流側を望みます。
展望広場に戻ってきました。下流に降りるための行列ができています。その横では、夜雀さんの熱血解説が続きます。なんと、当時の建設に携わったという方へのインタビューも。
仮設の足場の人とダムを。大きな滑り台のようです。
このような記念カードも配布されました。
展望広場では、三成ダムカレーの販売が行われていました。三成ダムを眺めながらおいしく食べました。
三成ダムバーガーなるものも販売されていました。カレーにハンバーガーに食べてお腹一杯に。三成ダムはこの日は竣工式以来の賑わいになったでしょうか。
2019年3月に訪ねる。
2019年3月に訪ねました。尾原ダムを訪ねたら訪ねます。入口がきれいになり、看板が新しくなりました。
土木遺産で、日本最初のアーチダムの三成ダムです!!産の文字が修正されている理由はなんでしょう?
そして、なんと、ゲートから放流中。
発電所のメンテナンスのため放流してるらしいです。
下流方向。
放流いいね~!
船着き場。
木も剪定されたのか、放流が見える。
ありました。土木遺産プレート。立派な石碑に埋め込まれています。
ダムとプレート。
放流を縦アングルで。
全門放流もみたいね。
管理所も右岸から左岸へ移動。右岸にあった電線も移設されて見晴らしも良くなりました。
こちら、新管理所。周辺も整備され、三成ダムを見やすくなりました。また来たいです。