世界遺産の近く。
萩市の中心部から少し離れた場所にあるのが山の口ダムだ。2014年9月に訪ねました。このダムは山口県内の外のダムから少しだけ外れているので、なかなか訪ねることが出来なかったダムである。
山の口ダムは、農業用水の補給と営農飲雑用水の確保が目的とある。農村への水の供給が目的の利水ダムだ。
天端から下流を望みます。下流に道が見えますが、夏場は草が伸びているので途中で諦めた。
下流を望みます。この山の向こうに農村が広がります。
右岸から左岸を望みます。
上流を望みます。ほぼ満水です。
左岸はココより先は舗装されていません。
左岸から右岸の下流を望みます。
左岸から右岸の上流を望みます。
選択取水設備のようです。
「水豊人楽」とある。水豊かに人楽しむという意味でしょうか。
釣りは禁止のようです。
水力発電所ができたので訪ねてみた。
2019年4月に訪ねました。小水力発電所が追加されたとのことで訪問。
約5年ぶりに見る看板。
天端は、このようになっており、立ち入り禁止?なのか、今回は入れませんでした。
ということで、右岸から堤体を望む。
上流側。水は一杯のようです。
以前はなかったこの看板。上流には、たたら製鉄遺構があります。
以前訪ねたときも遺跡があることは知っていましたが、2015年に萩市内のほかの5つの施設もふくめて、8県11市の23の資産が世界遺産明治日本の産業革命遺産になったのです。そのため看板が増えています。せっかくなのでダム湖上流に進んでみました。
きれいに整備されています。資料館も整備され、観光ボランティアの方に展示物の紹介をして頂きました。頂いたパンフレットによると山の口ダムの設計を変更して、主要部分の水没を回避したとありました。ということは、もっとダムの水位が高い位置になるようにダムが設計されていたということなのでしょう。
遺跡のほうは基礎の跡だけですが、昔の製鉄の様子がわかるものです。市内の施設と違って、ここまで来る人が少ないらしい。山の口ダムを訪ねたら是非見学してください。
では、ダムに戻って、下流に向かいます。ダムに至る道の途中にあるこの分岐点が、ダム下流へ至る道です。舗装路と思いきや・・・
未舗装なので注意が必要。前回と違い、草刈りがされているので車で行けそうですが、広い場所に駐めて歩きました。
途中、路面が流れている場所もあるので、森林浴しながら歩いた方がよいかも。
到着しました。
こちらが発電所のようです。
45kwほどの小水力発電所です。事業者はダム管理者とは別の事業者のようです。
フェンスがあるのでこれ以上は立ち入り禁止。フェンスの隙間から撮影。
副ダム。
平成最後に訪ねたダムとなってしまいました。
帰り道に農水用の空気弁のマンホールを見つけました。パイプラインで水を送っているようです。ダム湖上流にあるたたら遺構の資料館にはトイレもありますので休憩に良いかも。山の口ダムを訪ねたら世界遺産を見に行ってください。