日本で2番目の規模、重力式アーチ。
阿武川ダムは日本でも規模の大きな重力式アーチダムです。ダム便覧調べでは日本で2番目の規模だとか。(重力式アーチダム自体が数が少ないらしいけど。)山口県のダムでは一番大きなダムです。(国土交通省のダムは除く)下流にある萩市を洪水から守っているダム。撮影場所は、下流の阿武川温泉から奥に進み、発電所の手前まで行くことができます。残念ながら入れるのはそこまで。
2009年7月21日撮影。この日は記録的豪雨で、全国のダムで洪水調節が行われた。
冬景色。後ろ姿。取水設備が見えます。
ダム湖の阿武湖では、萩・長門峡観光遊覧船が運行開始されました!湖面からダムを見ることができます。しかし、ダムの側まで近寄ってはくれません。
ここから見ると重力式アーチなのがわかる。それから非常用放流設備。このゲートから放流するときは大洪水の時だけと思われる。
2011年7月7日の放流写真。これはダムの天端から撮影。減勢工で水の勢いが落ちてるのがわかる。
2011年「森と湖に親しむ旬間」ダム見学会で撮影。こんなに近くで撮影できるのは、見学会に行った人だけの特典だ。
ダムのすぐ下流には食堂と温泉施設があります。温泉に入って、おいしい唐揚げ定食を食べるのがお勧めです。
2011年9月の放流写真。ちょうど向かって左側のゲートが開き始めるタイミングだった。水の色が違うのは放流開始の証拠かな?最近は放流開始をメールで配信してくれるためか、放流を眺める人も多かった。
ダムの直下では、国体のカヌー競技が実施されるようである。ダムがあるので安定して水が流せるため、同じ条件で競技ができそうですね。
2009年に練習風景を撮影したもの。ひもでぶら下げているバーに当たらないようにカヌーを進める競技らしい。ゲートから放流されていないが、発電の放流で水は安定して流れていました。
今となっては立ち入り禁止になった堤体の右岸側写真。2011年の森と湖に親しむ旬間見学会時には中央のガントリークレーンより右岸側は柵が設置されていました。
右岸側から管理所、発電所を眺める。左岸の上にみえるのは建設時のクレーン基礎かな?事業誌なるものがあるらしいので図書館で探してみよう。
放流していないときの川原から撮影。当然、放流中は撮影出来ないポイント。右側に見えているのが発電所からの放流口だ。
ガントリークレーン。ガントリークレーンより右岸は立ち入り禁止。
管理事務所。ダムカードはココでもらえます。夕方に撮影。すでに配布時間は過ぎているので、訪ねてはいけません。
夕日に照らされているダム。暗くなると撮影が難しい。これはいつもの場所から撮影している。放流量が少ないので、1門放流。
ダム全体を。もう少し雲があると夕焼けがキレイだったんだろうか。
堤体だけを。夕日に向かって放流だ!その夕日も向かいの山に消えていくので、暗くなっていきます。
もう少し引いて撮影。感度がオートだったのでノイズが....手前は国体カヌー会場の整備が始まっているようです。
阿武川ダム建設の歴史を知るには、ここ「阿武川歴史民俗資料館」がある。湖底に沈んだ地区の文化や生活用具の展示もあり、当時の生活を知ることができます。
阿武川ダム建設中の写真もあります。受付で聞いたところ、館内撮影okとのことです。
建設中の下流側からの写真。
まだゲートがありません。
観光遊覧船で説明のある沈んだ地区の写真。観光遊覧船とセットで訪れると船頭の説明する内容が理解できる。
207戸が移転したと記録されている。
骨材を運ぶベルトコンベア。今でも見える左岸上のコンクリートは、ケーブルクレーンの基礎なのがわかりました。
工事中から完成まで。
昭和40年に事業計画が村に伝えられてから、わずか10年間で完成。こんなに大きなダムが10年で完成したんですね。その理由は、川上村史なる本に、住民が佐々並川ダム(利水ダム)の建設による効果(たぶん、水位が低いときに雨が降っても一気に流れ出てこない)を体験していたから、早く完成できた旨の記述がありました。
阿武川ダムの模型はここにありました。
2011年の山口国体カヌー競技の様子。毎年大会があれば、ダムも賑わうのに。さすがにダムのゲート放流ではなく、発電の放流による水の流れで競技が行われてました。
選手がこんなに小さく。いや、ダムが大きいのだ。スタートの旗にピントがあってしまっているのは残念だ。
紅葉とダムを撮りに。ダムを訪ねるといつも曇り空なのはなぜだろう・・・。国体も終わって祭りの後って感じだ。
2013年10月阿武川ダム再び!ダム直下の阿武川特設カヌーコースでジュニア選手権大会兼ジャパンカップ最終戦を見てきた。国体以降毎年開催しているようです。継続して開催しているのはよいことですね。
コースの間近で応援することができます。ゴーゴー!
天端から見るとこのような感じ。全国から選手が参加されている様子。
阿武川ダムと全体を撮ってみた。また観戦に行きたいです。
2015年9月に訪問この日は前日からの雨で3門から放流中。
こちらが新阿武川発電所入り口です。これ以上は立ち入り禁止です。
高圧のため危険とあります。発電所ですからね。
放流中のゲートを望遠で見てみました。中央のゲートが一番開いているようですね。後で調べたら125m3/sの放流のようです。
放流中のカヌーコース。ゲートから放流中は練習している人はいません。コースの設備はそのままのようです。
阿武川ダム完成40周年2015年11月、阿武川ダム完成40周年を記念した事業があるということで阿武川ダムを訪問しました。ダムが完成して40年の姿です。
天端から下流を望みます。40年で風景が変わったのでしょうか。
阿武川ダムはここで40年、萩の街を洪水から守っています。
阿武川ダム完成40周年記念事業は萩市民館や川上公民館での写真展、記念講演会、ふるさと里帰り懇談会が開催されました。これは写真展の模様です。以前、「阿武川歴史民俗資料館」見た物もありましたが、沢山の写真が展示されていました。
発電所見学してきました。
2016年1月発電所のオーバーホール工事の見学会が一般向けにもあるということなので来ました。いつも閉まっている門の中に入ることができます。ダムを直下から見るチャンスです。
では、阿武川ダムを近くからどうぞ。発電所がオーバーホール工事のため、ゲートを1門開けて放流中です。
放流をこんな間近から見ることはなかなかありません。
阿武川ダムを近くから。2011年の見学以来5年ぶりに堤体に近づきました。
ゲート放流を真横から。水圧で勢いよく流れています。
それでは発電所内部です。発電機とランナが取り外された状態でした。
発電機を横から。この地下に水が流れる鉄管がありました。見学会ではそこまで降りたのですが良い写真が撮れなかったので・・・
さて、下流からもう一枚。魚眼レンズで全体を入れてみました。見学者も多かったです。
最後に天端に行ってみたら・・・この日は工事のため天端は立入禁止でした。工事で通行禁止であることもあるので注意が必要です。
2016年6月に再訪問。今日はここまで入ることができました。
発電所から放流が行われているようです。
下流に来てみました。阿武川ダムのクレストからの放流は見ることはできないのだろうか。
カヌーコースは設置されていた。毎年カヌー大会は行われているようで、練習されている方の姿も見ることができます。
森と湖に親しむ旬間のダム見学会2017に行ってきた。
7月と言えば、森と湖に親しむ旬間のダム見学。この旗が目印です。
おや、看板が綺麗になりました?
ダム見学会開催中の看板もあります。
こちら、管理所の操作室からの眺め。何かの時には直接見て、確認することができる位置になっているようです。
監査廊も案内して頂けます。堤体の変位を図る、リバースプラムライン。
礎石も見えます。
普段は入れない場所からゲートを眺めることも可能。
このゲートを動かす、ゲート室にも行ってみたいですね。
直下から、放流管を望む。
大きさがわかりますでしょうか。この後、発電所内を見て、見学会終了。
こちら、下流のカヌーコースになります。この棒に触れないようにカヌーを操作します。毎年ジャパンカップも開催されているので是非応援に来てください。
今日は練習してる人は居ないですね。東京オリンピックに出るかもしれない選手が練習してるかも!発電の放流水を利用したコースで、時間と水量が決まってるため、練習計画が立てやすいのかもですね。
下流の河原から。もっといろいろ見たけど、そこは見学会で直接見るためのお楽しみです。7月になったら森と湖に親しむ旬間のイベントを確認して見学してください。
2018年7月の放流を見る。
2018年7月に阿武川ダムが放流中とのことで見に来ました。降雨のあとの晴れた日の見学です。
コンジットからの2門放流。
ドーッと音が響きます。向かって左側が少し開度が大きいようです。
さらにズーム。バーチカルリフトローラーゲート。この時の放流量は200m3/sくらいのようです。
今度は、広角で。
下流のカヌーコースもコースが見えない流量です。当然、ダムが放流中は誰もいません。
到着してから30分。ずーっと見てました。
少し下流へ移動。山口県の黄色いガードレールと阿武川ダムとダム放流。
天端に来ました。
中央部手前から立ち入り禁止は継続中。
このクレストゲートを動かすのを見たい。点検を狙うしかないかな。
減勢工の中は白い。午前中は、堤体下流が陰になっており、下流にその堤体の形が見えます。
さらに下流方向を望みます。阿武川ダムの堤体の陰もアーチですね。大雨の後の晴れた日のダム放流見学でした。